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2020年1月5日日曜日

Leeとしてお伝えしたいこと

SHINOS & Lリリースに伴い、お伝えしたいことがあります。‪


■前社での実績

 
(Timothy Reidによるデモ演奏。私も立ち会いました)

前社で開発した製品、例えばMV50 seriesが、‬‪凄く良いと言って頂けることは、‬シンプルに嬉しいことです。

Nutube以外にも‪おそらく自作の延長では不可能な大事な回路も搭載しており、「業務的な意味で」ある程度出来た感はあります。
が一方で、‬場合/項目によっては自分自身の50%も出せていません。自分自身がブランドでない以上「出してはいけない要素」も理解していますし、製品ターゲットとして上級者と初心者にどう納得頂くかという矛盾した側面をクリアすべきだったこと、そもそものデザインによる縛り、凄まじい納期要求もあります。

‪ある程度評価されることは嬉しい反面、‬それでイメージが定着化するのは、‬実を言いますと、自分としてはマイナス(?)でもあります。

(自分が設計した最後の製品)


■Lee個人のリファレンス
(プロギタリストの講師も務めるAlbertoのアンプ)

‪自宅で口コミのみで15年間続けていた‬アンプの製作やmodでは、‬100%以上を基本としています。
‪音出しして、ロードテストで、‬使うキャビ、ギター、PU、音楽性に合わせて調整するのは当然です。サウンドの方向性がマッチしていない場合は、ギター、PU‬、ピック、キャビ、SPK…弾き方に言及することも多いです。「そのサウンドのためには、薄いピックを軽く持って一気に振り抜く方が良い」、という場合もあるためです。
‪自分にとっては、常にそれが普通であって、今後もそれ以下をリファレンスにすることは有り得ません。


(Official髭男dism 大輔さんのBludotone、Bogner改造)

が、この業界では、このリファレンスを持っていない方が非常に多いように思います。
仮に真空管アンプをHand-Wiredで製作したからとて‬‪(それで満足出来る方はそれで良いですがが)‬‪、ちゃんと個別に追い込まないと80%止まり。‬
‪このため「コレ作って(特にクローン)」‬‪というような‬‪依頼は、受けていません。(そのほうがもしかして楽なのかも知れませんが、基本的に…要は楽をしたくない=難しい課題を優先したいためです)。

もちろんカスタマーの皆様には、そこをご理解/信頼頂いています。
‬問題は、‪それを、誰にどうやって伝えられるか、‬です。‬


■LCAのイメージ
(12AU7BB HATA version、限定数完売)

12AU7BBは、人によっては「こんなサウンドの世界が有り得るのか」と賞賛頂く結果となっています。
‪LCAとしても現状、12AU7BBのイメージしか無い…‬という状態かとは思います。

‪しかし、サウンドダイレクションのほうが得意な身としては、‬正直言いまして、
「60%伝えられるかどうか」
‪という不安を抱えていることも事実です。

真空管アンプ直結のフィーリング、のための独特のエンハンス、コンプレッションを狙っており、そのために内部電圧=100V等色々していますが、「基本的に作為的な色付けはしていない」ことも、理由としてあります。

(というより、内容は別として、新規参入だしなー名刺のためにちょっとは話題性あることしないとなー、という動機はあります、えぇもちろん。)

(12AU7BB内部画像)


■SHIONS & Lのリファレンス
(ROCKET内部画像)

‪今回、‬SHINOS 篠原さんとの仕事では、‬‪‬‪これでもかと言うくらい追求出来ました。‪

‪2人ともがアンプのプロとして、Vintage〜ハイエンドアンプまで数え切れないくらいのサウンドを経験したうえで、10年以上製品開発もしている人間です。
当然、この回路、パーツの組み合わせでこうすればこのくらい止まりかな?という感覚も、誰以上に持っています。

が、ROCKETは、開発が進むにつれ、見事に我々のその感覚を打ち砕いてくれました。
‬先日の音出しでも、やればやるほど笑ってしまい、
100%以上
を実感しています。
そうなるための事前の実験、確認等、効果のあったことは多々ありますが、流石にそこまでは書けません。


自分としましては、ようやくここで全ての縛りから解放された、という心境です。
ここから、アンプデザイナーとしての道がリスタートする。
サウンドの評価が厳しい方から順に、試して頂きたいアンプです。


宜しくお願い致します。

2020年1月2日木曜日

【SHINOS & L】情報解禁

【SHINOS & L】


■真空管ギターアンプ
ROCKET

- SHINOSマスタービルダー篠原
- VOX 元チーフエンジニアLee
2人のクラフトマンシップが生み出した
30W 12inchコンボアンプ

クールなルックス、小型なサイズから驚きのサウンド。
アナハイムでの2020 NAMMショウで展示。
近日、先行予約を開始!

FRONT
- Gain / Treble / Bass / Reverb / Master
- Off / Standby / Play
REAR
- Tremolo Speed / Depth
- SEND / RETURN (RETURNにプラグが接続されない場合、自動的にバイパス)
- Footswitch (Reverb / Tremolo)
- PHONES (Emulated)
- Impedance
- 2x SPKs
- 4way Attenuator (30/3/0.3W/MUTE)


-3xECC83S, 2xEL34 (EL34/6L6選択可能)
- 質量15kg以下
- よくありがちな、堅牢に作られていて硬い音がするキャビネットではなく、あえて弱さを取り入れ、鳴らすことと柔らかいサウンドを優先したキャビネット。
- キャビネットの鳴り方を活かすBack panelを、10種類以上トライし、ファインチューニング。


■プリ真空管ベースアンプ
CityBass


- SHINOS初となるベースアンプを共同開発
- 600W @ 4ohm, 300W @ 8ohm, の余裕のヘッドルーム
- 300V駆動の真空管プリアンプ(2x12AX7, 1x12AU7)、最大音量でパワーアンプが当たるのでなく、真空管のみによるオーバ-ドライブとなる
- Play(+) / OFF / Play(-)構成となるPOWERスイッチにより、最終的な位相を選択可能。一切の音質的劣化なく、現場で中音/外音、オケ全体の鳴りを調整出来ます。

FRONT
- Volume / Treble / Middle / Bass / Master + bright_sw / deep_sw, PHONES, POWER
REAR
- D.I. OUT (pre/post, gnd/lift)
- SEND / RETURN (RETURNにプラグが接続されない場合、自動的にバイパス)
- Dynamics (パワーアンプの動作モードを、トランジスタ⇔真空管で調整)
- 2x SPKs (スピコン/フォン コンボジャック)

NAMMにて、マッチング212キャビネットと共に、protoを展示します。

2019年11月22日金曜日

東京ペダルサミット 2019に出展します。

https://www.tokyopedalsummit.jp/


Lee Custom Amplifierブース出展品一覧


1. 12AU7Buffer/Booster
 通常版と、スタンプラリー景品用の削り出しシャーシRED version



2. TXシリーズ
 2-1. TX-ISO
 GNDアイソレーション、位相選択、9V電池内蔵を1590Aサイズで実現。
 高品質トランス使用、極めてシンプルな回路構成。
 

 2-2. TX1
 高品質トランス使用のトランス増幅回路によるブースター。
 最大出力120Vpp、3way_SWにて120/40/9Vpp選択可能。
 トランス使用のため超ローノイズ、消費電流わずか3mA。

2-3. TX3
 TX1の発展版。
 Hi-cut, Lo-cutと、それらのレンジ選択SW。
 Volume=Pullで最大120Vpp出力、Pushで最大40Vpp。



3. TUBE9 (参考出展)


3-1. TUBE9-Module
 軍用小型真空管と、ヒーター、B電源(80V)、駆動回路、出力バッファ等を9V電池以下のサイズで実現。
 あらゆる9V電池内蔵エフェクターを真空管化可能。
 5極管接続/3極管接続、ヘッドルーム(真空管前後のゲインバランス)、等をスイッチで選択可能。

3-2. TUBE9-PEDAL
 上記モジュールを1590Aサイズに実装した例。












2019年9月13日金曜日

1周年を迎えました。

Lee Custom Amplifierは、おかげ様で1周年を迎えることが出来ました。


数点、発表させて頂きます。
1. 日本のハイエンドギターアンプ界を牽引するSHINOSと、Lee Custom Amplifierによるダブルネームの真空管ギターアンプを開発しています。次回NAMMにて発表致します。篠原さんは、山下達郎氏ほか、第一線ミュージシャンのテックとしても、絶大な信頼を得ておられます。
https://www.shinos.biz/


2. 正式ロゴを作成しました。カナダから帰国しLCAスタッフをして頂いているFrtt氏のお父様が、大手企業製品や研修もこなすプロダクト・デザイナー。製品に関しても、デザインを大幅に強化して参ります。

3. 次回NAMMに行きます。打ち合わせ予定が多いため、出展、はしないかも知れません。元Marshall CTOで、JVM他ほとんどのシグネチャーアンプを開発した友人/ライバルであり尊敬するエンジニア、Santiago Alvarezとの企画も進めます。

4. ご縁があり世田谷に移転致します。4帖の防音室も完備予定で、mod、ワンオフ製作から1958年Bassman含め1点モノのギターアンプの録音/re-amp まで、業務を拡大します。vintageギターアンプを鳴らし切ること、に着目したギターレッスンも企画しています。

5. ギターアンプとギターのリペアを、通常業務として開始します。クラフトマンとして15年以上のキャリアを持つShinji.S。移転に伴い、LCA専属ギターリペア/クラフトを担って頂くことになりました。”ギターではあるが別の楽器”の開発も進めます。

12AU7のアレの人、という印象は強いかとは思いますが、それを超える一石、ないし岩を投じ続けます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

2019年6月28日金曜日

12AU7 Buffer+Booster 6/28(金)発売開始しました。

2019/06/28、(おそらく)世界最小の12AU7 Buffer+Boosterの発売を開始しました。


初の自社製品で、国内では島村楽器様限定での販売となります。
https://www.shimamura.co.jp/shop/machida/amp-effector/20190627/3398


町田店石田氏いわく「ここに来て、改めて真空管の良さを打ち出したい」とのことから、製品化に繋がりました。
非常にシンプルに、かつ真空管らしさを引き出せるような周辺回路としています。

■仕様
・電源DC9-10V ※最低350mA必要のため、500mA程度のアイソレーション電源を推奨
・内部電圧 DC100V
・JJ ECC82(12AU7)搭載。バッファ/オーディオ用途として12AX7より良いと判断しました。
・入力インピーダンス=1M、出力インピーダンス=100ohm
・Allen Bradley, Kamayaの抵抗、オーディオグレードコンデンサ等を使用
・Volume=MinではBuffer(正相)、Volumeを上げるとBoosterモード(最大20dB、逆相)

※発売開始前から、ほぼ売り切れ状態となっています。
7月ロットも予約多数のため、現在、8月末ロットの予約を開始頂いた模様です。

2018年12月26日水曜日

LCA_labの開設に関して

■LCA_lab
Faceebook上、会員制にて、LCA_labを開設しました。
https://www.facebook.com/groups/2627013487374140
1. 主にギター系、アナログ/デジタル回路の研究を行います。
2. 自作の延長線上を技術的にさらに拡大し、特許化や、メーカーへの販売も視野に入れます。
3. 工房、会社の垣根を超えたプロジェクトも検討します。

LCAとして貢献出来る内容としましては、
・原理的な解説と、これによる分解→再構築の補助。
・回路設計情報と、その根拠となるシミュレーションを積極的に導入。
・共有出来る部品、ボード等を企画、設計し共有。


■Treble/Bass FACE
https://www.youtube.com/watch?v=GXmk3UcR-Rs&t=863
上記、フーチーズ村田氏の動画が気になりまして、設計してみました。
・このサウンドのまま、ノイズを減らした製品を作って欲しい。

特性と、設計した回路まで公開しています。
(まだ組めて居りません)


宜しくお願いします。

【100W真空管4本アンプで、両側2本を抜いて50Wにした。問題あるか?】

Twitterのほうに纏めました。

宜しくお願いします。

2018年10月25日木曜日

2018年楽器フェア、F-12ブース、大盛況で終えることが出来ました。

ご来場頂きました皆様、有難うございました。
F-12ブースは、圧倒的な熱量で、沢山の方々に来訪頂き、常に満員の状態でした。

F-12ブース詳細
・Kelly SIMONZ from Project Y.M.D.
・Lee custom amplifier
・Soul Power instruments
・Zinギター工房
・REV guitars
・Idea Sound Product

今回、短期間で設計しました、
・Kelly SIMONZシグネチャー 小型アンプ KS80
・Kelly SIMONZシグネチャー 小型キャビネット KS212
どちらも高い評価を得ることが出来ました。


これらを使用した演奏動画は、以下を御覧下さい。
・Kelly SIMONZ氏によるRed Stageでのデモンストレーション
・Manavu SakamotoによるクリーンChannel試奏

また最終日には、元Barbee Boysのいまみちともたか氏に、
4ch All hand-wired amp "Four Roses"を試奏頂き、
大変弾き易く良い音だ、と評価頂きました。

今回の楽器フェアF-12ブースは、とある大手の専務の方いわく、
最も熱いブースだったとのことです。
素晴らしい仲間に恵まれて、このような結果を残せたこと、皆様に感謝致します。

2年後には格段にパワーアップして戻って参ります。
今後とも宜しくお願い致します。

2018年10月14日日曜日

2018年楽器フェアに出展致します。

2018年楽器フェアに出展致します。
F-12 "Kelly SIMONZ from Project Y.M.D."ブースとなります。

ご来場お待ちしております。


2018年9月11日火曜日

Lee custom amplifier 設立のご報告

約15年に渡り、VOXブランドのアナログ製品設計、サウンドダイレクション、開発補助、アルゴリズム刷新のためのアナログ解析…等々を担当させて頂きました。

退職し、
2018.09.11
Lee custom amplifierを設立しました。

今後とも宜しくお願い致します。

2015年1月24日土曜日

2014年11月28日金曜日

真空管ギターアンプの、電源/スタンバイ待ち時間に関して

真空管アンプの電源/スタンバイ待ち時間に関しては、諸説が有ります。
特に昨今、インターネットでの情報の氾濫により、いったい何が本当なのか?分からない状況にも有ると思います。

このため、ここで纏めさせていただきたいと思います。

■電源とスタンバイ
電源とスタンバイはそれぞれ、
1.真空管内部の電極が高温になるまで暖める(真空管が動作するように準備する)
2.電極間に高電圧をかける(実際にアンプとして動作する)
ために存在しています。

それぞれ役割が違いますので、順序としては、
・真空管を暖める (電源ON)
・真空管に高電圧をかける (スタンバイON)
・高電圧の供給をやめる (スタンバイOFF)
・暖めるのをやめる (電源OFF)
ということになります。

■電源ON後待ち時間
電源=ONにしてしばらくは、真空管のヒーターが温まるのを待つことになります。

例えばプリ管12AX7のdatasheetには、
warm up time 11 seconds
と記述されています。

一概には言えませんが、より大きなパワー管を暖める(大きな金属製の電極を数100℃で一様に保つ)には、さらに長い時間が必要となります。
しかし、ほとんどの場合は20秒以内で十分です。
USA仕向け(120V)のアンプを日本国内(100V)で使う場合には、真空管を暖める電力が低下してしまうため、この時間がより長く必要になる場合も有ります。
が・・・総じて、
[30秒待てば十分]
と言えます。
何分か待てばより良いわけでも有りませんし、特に何かが起きるわけでも有りません。

■電源OFF時待ち時間
スタンバイをOFFした後に、電源をOFFするまでの時間を気にされる方も居ます。

アンプによっては、スタンバイ+電源を同時にOFFしてしまった場合、内部の電解コンデンサに溜まった電力が、意図しない回路に流れ込み、異音や故障を発生させる場合も有ります。
アンプとしては、高電圧がかかったままの状態で電源を切られるよりは、一度かかった電力を抜いてもらうほうがベターです。

アンプにもよりますが、内部の電解コンデンサに溜まった電力を放出するためには、10-20秒程度かかります。
このため、
[30秒待てば十分]
と言えます。
電源ON,OFFどちらも30秒待てば十分、と考えれば覚え易いのではないでしょうか。

■アンプを暖める、何時間後かに最も良い音がする
真空管アンプ本来の音にこだわり、長時間、電源ONされている方も居ます。

ここで、電力は以下のように計算出来ます。
パワー管EL34のヒーターには6.3V 1.5Aが必要、つまり電力=6.3x1.5=9.45Wとなります。
スタンバイをONにすると、パワーアンプに供給される高電圧=450V、パワー管にアイドル電流(音を出さなくても常に流れている電流)が40mA流れるとすると、電力=450x0.04=18Wとなります。

つまり、電源ONしてさらにスタンバイONした後のほうが、パワー管は計3倍程度の発熱をすることになります。
このため、とれだけ電源ONのまま放置するかよりも、やはりスタンバイON後こそが本番と言えます。

抵抗、コンデンサ、トランス・・・全ての電子部品は温度により特性が変わります。
また、シャーシを含めた真空管アンプ全体の温度が安定するのは、スタンバイONして2時間後程度です。
つまり、本当に熱的に安定させたいならば、SPKの代わりにダミーロードでも用いて、スタンバイをONしておく、またはドライヤーのようなもので強制的に暖めるのが良いのではないでしょうか。(もちろん、そこまでする必要は無いと思います)

■真空管の長寿命化のために
ほとんどの電子部品は、発熱によって寿命が低下します。

このためパワー管においても、むやみに暖めることを美徳とするよりも・・・ファンなどで十分に換気し冷ますことで、安定的かつ寿命を延ばすことが出来ます。

同様に、パワー管近辺の電解コンデンサをアルミホイルで巻く等を行う方も居ます。これは金属が高温になった際に放出する熱エネルギーとして、輻射熱が大きいことによります(赤外線ヒーターと同じ)。
一般的に電解コンデンサは、温度が10℃上がる毎に、寿命は1/2となります。パワー管の直近に有る電解コンデンサへの輻射熱を反射により予防することで、電解コンデンサの寿命を延ばすことが出来ます(人工衛星と同じ)。

2014年9月26日金曜日

真空管プリ+450Wベースアンプ


2013年に製作したベースアンプ。

・オールチューブプリアンプ
・Bright_SW, Deep_SW
・Gin2/Volume2はFoot_SWコントロール
・Dampingコントロール
・PowerAmp入力
・真空管D.I.(初段後/歪み後切り替え)
・450W出力
・2Uラック

Fender Bassman(Silverface)主体として歪み感を重視ということで・・・ただ、スタジオの音出しで色々と改良を重ね、最終的にはAmpeg的なサウンドに寄って行きました。
暖かい歪み、ハリが印象的で、ギターでも格好良い音が出ていました。

2014年9月20日土曜日

Splawn QuickRod Custom

先日完了したSplawn QuickRodのカスタムです。

■ヘッド
・歪み
依頼者の理想とするイメージ、ギター、弾き方を考慮して改造。

・歪み2
また背面にGAIN2, VOLUME2を増設し、フットスイッチで切り替え可能に。

・クリーン
Splawnユーザーで最も多いと思われるのが、クリーンに対する不満です。アリなサウンドですが、Marshall感が強いため、Fender的なサウンドが出しにくい。
初段の片側(12AX7は2回路入り)が使われていなかったので、完全独立で設計的に変更。

上記の歪み、クリーン、に関するGAINノブはすべて、Push/Pull (Pull=Bright)に変更しています。

■キャビネット
理想とするサウンドのために1から設計。12インチ2発。詳細はあまり書けません。

素晴らしいサウンドでした。

CELESTION Vintage30 VS EMINENCE CV-75




CELESTION Vintage30と、そのクローンで今年評判のEMINENCE CV-75を比較しました。

Sensitivity=100 vs 102.2dBの差は残念ながら有りません。聴感でせいぜい1dB。これトータルで有れば、驚異的だったんだけどなぁ。

(ところで100dB+100ワットと、103dB+50Wワットは同じ音量)

とはいえCV-75は、
・今までのEMINENCEの無理なブリティッシュ感が無く、さすがに似てる
・若干音デカい
・ロー、ハイともに詰まった感じは無い(F特的にというよりオープン)
・わずかにEMINENCE感というかアメリカンでパンチーな感じが有る
・Vintage30よりかなり安い
ということで、ブリティッシュ系ではかなり買いだと思います。良くここまで微妙なラインを調整して来たなぁ…と。

ところでEMINENCEがこれ開発してたの、知ってたような知らなかったような…

2013年6月14日金曜日

4ch Hand-wired All Tube 50W Amp

2011年に依頼で製作した4ch Hand-wired all tube ampです。

・4ch Preamp。MIDI 5DIN FootSW、TRS、前面のチキンヘッドノブで切り替え可能。

・各PreampはFender, VOX, Plexi, 改造JCM800を基本として、弾いて音を聴きながらcustomize。
・Tube buffered Send Return, Send Volume, Return Volume, Bypass SW.
・Tube Tremolo (Speed, Depth), Tube Reverb (Reverb), FootSWでOn/Off可能。
・Presence, Resonance。
・50W/15W/MUTE切り替え
・Diode/Valve切り替え
・3way Lineout (Preamp, PostPI, Post PowerAmp), Volume

2013年6月7日金曜日

All Discrete Custom OD

1から作製したOD。
こちらは以下のようなテーマです。
・DC9V
・Clean & Natural
・Power Valveのような歪み

- GAIN TONE VOLUME

- 3way mode_SW(Bright, Normal,MidBoost)
- GAIN=MINでほぼFull-rangeとなり、GAINを上げて行くと徐々にLo-cut, Hi-cutがかかる。単体での歪みの他、ブースターとして、ミッドブースト程度の微調整が可能。
- 内部トリムで基音近辺のミックスレベルを調整

この回路構成で組んだODは見たことが有りませんし、探してもデータは見つかりません。


もともと丸く歪み易い回路構成のうえに、歪みと原音との多重ミックスという構成にもしているため、歪み感が少なく、クリーンです。

同時に、
・うるさい倍音成分が出難いとともに
・ローを豊富に入力しも潰れ難い
という特徴が有ります。

これは真空管にも似ています。

低域の豊富な真空管アンプを歪ませても、刺々しいハイや潰れたローを感じ難いのは、そのためです。
言い換えれば、歪みの角を取る余計な回路の必要も無く、また、より低域は潰れずに豊富な状態にしておけるため、
・わざとらしく加工した感が少ない
・ピッキングニュアンスが出し易い
となります。

価格で判断は出来ませんが(つまりサウンドは主に設計次第です)、高級ODを一通り試された方には、是非お試しいただきたいODです。


P.S. All Discrete設計ですが、申し上げたいのは…昨今の高級ブランドが謳うような特別なことでは有りません。プロなら電子回路、トランジスタの原理を理解したうえで、自由に設計出来て当然のことです。

ディスクリートで、性能の良いオペアンプを設計してみてみてはいかがでしょうか。

2013年6月6日木曜日

Lee Custom Preamp

某Guitaristに製作したAll tube preampです。
Lee Custom Preampとして紹介いただいたため、検索エンジンで検索される方も多いようです。

ご本人は、VintageのMarshall 1987 50Wと、OD-1 modを使用されています。

しかし、車移動が困難な場合や、なおかつRoland JC-120しか用意されていない現場も有ります。
このため、常に安定したVintage Marshall+Boosterサウンドを持ち運びたい、という依頼に至りました。

試作1ロードテストの後、試作2を作製。

Studioにて真空管、細かい定数、コントロール系の効き方を調整。これをJC-120、JCM900-2000等のRETURNに繋ぎ変えて行う。

何度か客席でSoundを聴かせていただきましたが、紛れも無いVintage Marshall Soundでした。

仕様、ノイズ、発振・・・全てを完璧に満たしてこのサイズと重量を実現するには、なかなかの技術と経験が必要です。

Concept

- OD-1 modをBuilt-inしFSWでON/OFF。さらに細かく調整可能に。
- Preamp部は基本的に1987 INPUT1を踏襲し、改造
- Volume Boost機能搭載しFSWでON/OFF。
- 接続先Amp+Cabinetへの対応のため、High,Lowノブ。Mid cutを3way_SWで搭載。
- 超小型、超軽量で実現

Booster

- ON/OFF SW+LED
- Gain
- HPF Fc adjust
- Volume
Preamp
- Gain
- Treble
- Middle
- Bass
- Volume
Volume Boost
- ON/OFF SW+LED
- Boost Volume
Post EQ
- High
- Low
- Mid cut(3way)

Specification

- Size; 120x190x40
- Weight; 1kg approx
- Power;DC12V for Heater, DC330V for +B

2013年4月5日金曜日

1959 Fender Bassman 5F6-A


歴史上もっとも良いサウンドのアンプ、として挙げられることが多いアンプです。昨今のFenderにおいてもリイシュー品が販売されていますが、私のこれは1959年のオリジナルです。

Marshall社初の量産機JTM-45は、Fender Bassman 5F6-Aのクローンです。アンプ部をヘッドとして、キャビネットとセパレートとしました。これは当時、Fenderの新品を輸入して売るのが高価かつ困難だったためです。


JTM-45の回路図は公開されていませんが、1点のみ大きな違いが有ります。おそらくどちらも製作すれば分かります。




2013年4月1日月曜日

ブログを開設しました。

今まではFacebook等で特定の友人間でしか公開していませんでしたが、この度ブログの開設に至りました。
プロ、趣味/アマチュア、演奏まで全てを網羅する立場として、有意義な情報を提供出来るよう心がけたいと思っております。

宜しくお願い致します。



Hi guys, this is Lee.

I'm a professional stomp box, amp engineer, designer.
I'll post a valuable information as possible as I can, enjoy!