1から作製したOD。
こちらは以下のようなテーマです。
・DC9V
・Clean & Natural
・Power Valveのような歪み
- GAIN TONE VOLUME
- 3way mode_SW(Bright, Normal,MidBoost)
- GAIN=MINでほぼFull-rangeとなり、GAINを上げて行くと徐々にLo-cut, Hi-cutがかかる。単体での歪みの他、ブースターとして、ミッドブースト程度の微調整が可能。
- 内部トリムで基音近辺のミックスレベルを調整
この回路構成で組んだODは見たことが有りませんし、探してもデータは見つかりません。
もともと丸く歪み易い回路構成のうえに、歪みと原音との多重ミックスという構成にもしているため、歪み感が少なく、クリーンです。
同時に、
・うるさい倍音成分が出難いとともに
・ローを豊富に入力しも潰れ難い
という特徴が有ります。
これは真空管にも似ています。
低域の豊富な真空管アンプを歪ませても、刺々しいハイや潰れたローを感じ難いのは、そのためです。
言い換えれば、歪みの角を取る余計な回路の必要も無く、また、より低域は潰れずに豊富な状態にしておけるため、
・わざとらしく加工した感が少ない
・ピッキングニュアンスが出し易い
となります。
価格で判断は出来ませんが(つまりサウンドは主に設計次第です)、高級ODを一通り試された方には、是非お試しいただきたいODです。
P.S. All Discrete設計ですが、申し上げたいのは…昨今の高級ブランドが謳うような特別なことでは有りません。プロなら電子回路、トランジスタの原理を理解したうえで、自由に設計出来て当然のことです。
ディスクリートで、性能の良いオペアンプを設計してみてみてはいかがでしょうか。
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