■前社での実績
(Timothy Reidによるデモ演奏。私も立ち会いました)
前社で開発した製品、例えばMV50 seriesが、凄く良いと言って頂けることは、シンプルに嬉しいことです。
Nutube以外にもおそらく自作の延長では不可能な大事な回路も搭載しており、「業務的な意味で」ある程度出来た感はあります。
が一方で、場合/項目によっては自分自身の50%も出せていません。自分自身がブランドでない以上「出してはいけない要素」も理解していますし、製品ターゲットとして上級者と初心者にどう納得頂くかという矛盾した側面をクリアすべきだったこと、そもそものデザインによる縛り、凄まじい納期要求もあります。
ある程度評価されることは嬉しい反面、それでイメージが定着化するのは、実を言いますと、自分としてはマイナス(?)でもあります。
(自分が設計した最後の製品)
■Lee個人のリファレンス
(プロギタリストの講師も務めるAlbertoのアンプ)
音出しして、ロードテストで、使うキャビ、ギター、PU、音楽性に合わせて調整するのは当然です。サウンドの方向性がマッチしていない場合は、ギター、PU、ピック、キャビ、SPK…弾き方に言及することも多いです。「そのサウンドのためには、薄いピックを軽く持って一気に振り抜く方が良い」、という場合もあるためです。
(Official髭男dism 大輔さんのBludotone、Bogner改造)
が、この業界では、このリファレンスを持っていない方が非常に多いように思います。
仮に真空管アンプをHand-Wiredで製作したからとて(それで満足出来る方はそれで良いですがが)、ちゃんと個別に追い込まないと80%止まり。
このため「コレ作って(特にクローン)」というような依頼は、受けていません。(そのほうがもしかして楽なのかも知れませんが、基本的に…要は楽をしたくない=難しい課題を優先したいためです)。
もちろんカスタマーの皆様には、そこをご理解/信頼頂いています。
問題は、それを、誰にどうやって伝えられるか、です。
■LCAのイメージ
12AU7BBは、人によっては「こんなサウンドの世界が有り得るのか」と賞賛頂く結果となっています。
LCAとしても現状、12AU7BBのイメージしか無い…という状態かとは思います。
しかし、サウンドダイレクションのほうが得意な身としては、正直言いまして、
「60%伝えられるかどうか」
という不安を抱えていることも事実です。
真空管アンプ直結のフィーリング、のための独特のエンハンス、コンプレッションを狙っており、そのために内部電圧=100V等色々していますが、「基本的に作為的な色付けはしていない」ことも、理由としてあります。
(というより、内容は別として、新規参入だしなー名刺のためにちょっとは話題性あることしないとなー、という動機はあります、えぇもちろん。)
今回、SHINOS 篠原さんとの仕事では、これでもかと言うくらい追求出来ました。
2人ともがアンプのプロとして、Vintage〜ハイエンドアンプまで数え切れないくらいのサウンドを経験したうえで、10年以上製品開発もしている人間です。
当然、この回路、パーツの組み合わせでこうすればこのくらい止まりかな?という感覚も、誰以上に持っています。
が、ROCKETは、開発が進むにつれ、見事に我々のその感覚を打ち砕いてくれました。
先日の音出しでも、やればやるほど笑ってしまい、
100%以上
を実感しています。
そうなるための事前の実験、確認等、効果のあったことは多々ありますが、流石にそこまでは書けません。
仮に真空管アンプをHand-Wiredで製作したからとて(それで満足出来る方はそれで良いですがが)、ちゃんと個別に追い込まないと80%止まり。
このため「コレ作って(特にクローン)」というような依頼は、受けていません。(そのほうがもしかして楽なのかも知れませんが、基本的に…要は楽をしたくない=難しい課題を優先したいためです)。
もちろんカスタマーの皆様には、そこをご理解/信頼頂いています。
問題は、それを、誰にどうやって伝えられるか、です。
■LCAのイメージ
(12AU7BB HATA version、限定数完売)
12AU7BBは、人によっては「こんなサウンドの世界が有り得るのか」と賞賛頂く結果となっています。
LCAとしても現状、12AU7BBのイメージしか無い…という状態かとは思います。
しかし、サウンドダイレクションのほうが得意な身としては、正直言いまして、
「60%伝えられるかどうか」
という不安を抱えていることも事実です。
真空管アンプ直結のフィーリング、のための独特のエンハンス、コンプレッションを狙っており、そのために内部電圧=100V等色々していますが、「基本的に作為的な色付けはしていない」ことも、理由としてあります。
(というより、内容は別として、新規参入だしなー名刺のためにちょっとは話題性あることしないとなー、という動機はあります、えぇもちろん。)
(ROCKET内部画像)
今回、SHINOS 篠原さんとの仕事では、これでもかと言うくらい追求出来ました。
2人ともがアンプのプロとして、Vintage〜ハイエンドアンプまで数え切れないくらいのサウンドを経験したうえで、10年以上製品開発もしている人間です。
当然、この回路、パーツの組み合わせでこうすればこのくらい止まりかな?という感覚も、誰以上に持っています。
が、ROCKETは、開発が進むにつれ、見事に我々のその感覚を打ち砕いてくれました。
先日の音出しでも、やればやるほど笑ってしまい、
100%以上
を実感しています。
そうなるための事前の実験、確認等、効果のあったことは多々ありますが、流石にそこまでは書けません。
自分としましては、ようやくここで全ての縛りから解放された、という心境です。
ここから、アンプデザイナーとしての道がリスタートする。
サウンドの評価が厳しい方から順に、試して頂きたいアンプです。
宜しくお願い致します。